内装工事(天井改修工事)
リフォームポイント
味のある竿縁(さおぶち)天井です。「竿縁」と呼ばれる細長い木材の上に天井板が乗せられたこの工法は、見た目に粋(いき)なだけでなく、通気性に大変優れています。暑い日本の夏を乗り切るための先人の知恵といえるでしょう。しかし、欠点もあります。夏涼しい分冬は寒いこと、また、並べられた天井板の隙間からホコリが落ちてくる・・・ことも。
個人的には大変もったいないと思うのですが、天井を改修することとなりました。
内装工事(天井改修工事)


既存の天井は解体せず、下側から覆う形で工事します。
まず下地組です。竿縁は屋根裏の梁から吊木と呼ばれる木材で接合しており、ある程度の強度があります。なので、下地は新たにベニヤ板を貼るのに必要な分だけ竿縁に追加していきます。



そして、クロス下地となるベニヤ板を取り付けます。



次はパテ処理です。ベニヤの継ぎ目全てに施工します。


パテが乾いたら、いよいよビニールクロスを貼ります。


きれいになっただけでなく、部屋全体が明るくなりましたね。完成です!
