内装工事(クロス張り替え)
リフォームポイント
洋間2部屋(子供室)の天井・壁・ビニールクロス張り替え工事です。ぱっと見るだけではわからないのですが、壁紙がおかしな状態でした。ビニールクロスに問題があったようでした。キレイに剥がし、クロスを一新しました。
内装工事(クロス張り替え)


一般的な洋室で普通の壁紙のように見えますが…
よーく見てみると、
壁紙の様子が少し変です。



特に、コンセント周りやスイッチ周辺は、表面の模様である凹凸が剥がれてまるで、何かで引っ掻いたようになっています。築10年程にしては、劣化が進みすぎているような気がします。
確かに室内でペットを飼っていたり、子供が小さかったりすると壁紙が汚れたり、部分的に剥がれたり、傷ついてしまうこともあるものです。


しかし、張り替えのため、職人さんが古い壁紙の撤去作業を始めると原因は、もっと別にあったようです。

一般的に、壁紙(ビニールクロス)を剥すとき、このようにある程度まとまって剥がれるものです。うまくいけば、下地のボードをほぼ傷つけることなく、スルスルっと剥がれる場合もあります。
ビニールクロスは、表面(ビニール層)+裏紙(裏打ち紙)の2層構造です。張り替えの時、この裏紙を残した状態で剥すのが理想です。(裏紙や下地の状態により異なります。)


表面のビニール層の更に表層部分(凹凸の部分)だけが ポロポロ剥がれて、ビニール層自体に粘りも無く剥しても剥しても、スクレーパーの幅分しか作業が進みません 。

スクレーパー。

どうやら原因はビニールクロスにあったようです。
欠陥商品と言ってしまって良いかどうか、難しいところではありますが、ある一定時期今回のような症状の欠陥商品が出回ったことがあるようです。


さて、予定時刻を大幅に過ぎてのパテ作業となりました。
手際よく作業を続けます!


工事が終わるころには、すっかり外も暗くなってしまいました。

完成です。

